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令和元年度町政執行方針

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  • 更新日:2019年6月20日更新
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はじめに

執行方針を述べる西野町長 令和元年雨竜町議会第2回定例会にあたり、町政執行への所信を申し上げます。
 先の統一地方選における雨竜町長選挙におきまして、多くの町民の皆様のご支持をいただき無投票で2回目の当選の栄に浴させていただきました。
 改めて町民の皆さんからの信頼と責任の重さを痛感しつつ、より良い住民生活の確保と諸課題の解決に向け、引き続き全力で町政執行のかじ取りを担わせていただきますので、今後の行政運営に対し議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。
 さて、全国的な人口減少問題は、働き手の減少や少子高齢化の加速と年金財源の不足など、様々な影響を与えています。本町においても、高齢化社会と働き場所の不足による若い世代の人口流出など同様の課題を抱えています。
さて、国政においては、昨年10月の衆議院議員総選挙の結果、与党が大きな支持を得て、現内閣による政権運営が続くこととなりました。
 国は雇用対策と働き方改革を掲げ、景気上昇を模索していますが、本年10月には消費税増税を控え、先行きが見通せない状況です。今後国の政策等を注視しながら、地方経済にも有効な方策が及ぶことを期待するところです。
 本町の基幹産業である農業分野においては、国営緊急農地再編整備事業の継続と道営基盤整備事業の推進による1次産業の強化と労働力の軽減・生産体制の整備を進めながら、本町の農業が将来にわたって地域を守り、町民の生活を支える産業として成り立つよう、所要の施策を国に求めるなど、関係機関と連携しながら、農業施策を一層推進してまいります。
 更に、特産品である「うりゅう米」と「暑寒メロン」の生産・販売・普及に力を注ぎ、雨竜ブランドの確立を推し進めていく所存です。
 また、昨年10月に落成式を終えた役場庁舎については、町民の皆様に対し、より一層の行政サービスの向上を図り、親しみある庁舎であることと、防災本部の拠点として防災機能を十分発揮し、安心・安全で信頼ある役場庁舎として運用していくことに努めてまいります。
 まちづくりの指針である「雨竜町振興基本計画」、「雨竜町総合戦略」を目標に、常に住民目線で町民との対話を大切にし、町民の声を町政に反映できるように努めながら、基本目標として掲げた「こどもからお年寄りまで笑顔があふれ、未来に希望のもてるまちづくり」を目指してまいります。
 更に、地域の活力を生かしながら、優れた人材を育成し、雨竜町を担っていく人材を育て、明るく豊かで活力ある地域づくりを進めてまいります。
 骨格で措置された当初予算に、本定例会において政策予算として、まちづくり人材育成事業補助金、良質米生産対策助成金、特産品栽培ハウス設置補助金、農業後継者就農育成事業補助金、商工業振興・地域雇用推進事業補助金、消費活性化事業補助金、消防サイレン塔改修工事などを盛り込んだ予算を計上したところであり、補正後の一般会計予算総額37億2,511万9千円(対前年度当初比2.2%減)、とし、提案いたします。
 以下、具体的項目についての施策の大綱を申し上げます。

産業振興による足腰の強い活力あるまちづくり

特色ある持続的な農林業の展開

 昨年12月にTPP11(環太平洋パートナーシップ協定)が発効となり、更には本年2月、日欧EPA(経済連携協定)が発効されるなど日本農業を取り巻く環境は、国際化が進む一方で、農業大国における貿易摩擦に象徴されるように保護主義が加速傾向にあるなど国際情勢は混迷を増しています。
 国内農業においては、安心・安全な食品に対する消費者ニーズが高まるなか、農業者の高齢化や後継者不足、農畜産物の価格低迷による農業経営の圧迫など、農村地域の活力維持や農地の保全管理が大きな課題となっています。
 農業が将来に渡って地域を守り、人々の生活を支え、産業として成り立つよう関係機関、農業者の皆様とともに本町農業の持続的発展に向けて各施策を推進します。
 本町農業の基幹作物である水稲の昨年の作柄については、低温と日照不足により、平成22年以来の「不良」となりましたが、食味ランキングにおいては、「ゆめぴりか」と「ななつぼし」が特A評価を維持することができました。
 米の主産地として、早期播種・移植の推進、活力ある稲の生育を助長するため、ケイ酸資材施用に対する助成事業により、良質・良食味米生産と収量確保を支援し、合わせてライスコンビナート施設の改修事業をすすめ、安定供給に努めてまいります。
 安心・安全な農産物生産の推進については、北の農産物表示制度「YES!clean」の取り組みの拡大を図るなど環境に配慮した品質の高い農産物を生産するクリーン農業の普及を関係団体と連携し、推進してまいります。
 本町のブランド作物である暑寒メロンについては、引き続き生産維持のため、ハウス設置補助事業による支援をしてまいります。
 担い手農家確保、農業後継者育成対策においては、次世代を担う農業者の育成・確保が重要であり、農業が魅力ある産業として成長するよう、各種施策による支援や効果的な活用を図ってまいります。
 土地改良事業については、「国営緊急農地再編整備事業雨竜暑寒地区」及び「道営経営体育成基盤整備事業」を円滑に実施するため、必要な予算確保に向けた取り組みを行ってまいります。
 基幹水利施設の維持管理及び整備改修事業については、「国営施設応急対策事業新雨竜二期地区」の円滑な実施と維持管理などを関係機関と連携し、実施してまいります。
 有害鳥獣対策については、鳥獣被害から農作物を守るため、農業者自ら行う駆除対策活動を支援し、地域とともに被害の拡大防止に努めてまいります。
 林業の振興については、森林資源の活用と保全のため、各種事業を継続して実施し、町有林・民有林の計画的な管理に努めてまいります。

産業間連携による活力ある商工業の展開

 商工業における経営の安定と近代化促進のため、「雨竜町商工業振興・地域雇用推進事業」及び融資や利子補給事業の実施、プレミアム商品券の発行など、地域商工業の振興・活性化と消費者ニーズに応える事業への支援を進めてまいります。また、小規模企業の振興及び支援にかかる条例整備を進めます。
 特産品開発については、地場産品を活用した地域ブランド品の創出と開発に取り組んでまいります。また、特産品をイベント及び町ホームページ等でPRし、産業の振興を推進してまいります。

地域の魅力を発信する観光の展開

 本町の貴重な観光資源である雨竜沼湿原は、毎年多くの方が登山に訪れ、雨竜町の広告塔の役割も担っています。
 昨年7月から通行止めとなっていた町道暑寒別線の修復工事も完了の目処がたち、ゲートパークの受入体制を整えてまいります。
 また、北海道において、湿原内の老朽化した木道の改修整備事業が本年度から2年間で行われます。
 道の駅をはじめ、雨竜沼湿原、いきいき元気村など観光拠点施設の効果的な連携を図るとともに、農産物・商工観光・文化など、雨竜町の魅力を関係機関と連携し情報発信してまいります。
 本年は、雨竜町開拓130周年を迎えることから、うりゅう暑寒フェスタをはじめ年4回の町内イベントを中心に各種記念事業を開催し、町内外へ向け、雨竜町の魅力を発信するなど、関係団体の理解と協力を得て取り組んでまいります。
 更に、北海道日本ハムファイターズとのパートナー協定を締結したことから、町民とのふれあいを中心とした交流や講習会など、各種事業を計画してまいります。
 また、地域おこし協力隊員は、新たな発想で様々な活動に取り組んでおり、町民に刺激を与えてくれています。引き続きホームページやフェイス・ブックによる情報発信等に取り組む諸活動を継続的に支援してまいります。

雇用環境の創出と就業機会の確保

 本町の商工業は、人口の減少による購買力低下、近隣市町への大型店出店やネット販売などによる購買形態の変化等により、企業・商店経営も大変厳しいものがあります。
 就労ニーズの多様化、人材不足により、常時雇用者やパート職員の人材確保も難しい状況にあることから、既存企業・商店における経営強化のため、事業拡充支援や新規企業の誘致による雇用環境を創出し、就業機会の確保と充実を推進してまいります。

明るく豊かな暮らしを守るまちづくり

美しい景観と暮らしやすい生活環境の融合

 本町には美しい景観を持ち、誇るべき財産として雨竜沼湿原があります。この美しい雨竜沼湿原のイメージと豊かな田園地帯が調和したまちづくりを進めてまいります。
 居住環境の向上と定住の促進を図るため、本年度、公共賃貸住宅団地である「わかば団地」の建設に着手してまいります。
現在不足している勤労世帯向け住宅を供給するため、町有住宅1棟2戸の建設を進めてまいります。
 第1期工事としまして、勤労世帯者向けの住宅1棟8戸を2年間で建設してまいります。
 また、既設公共賃貸住宅の維持・修繕工事についても、年次計画により継続的に実施し、快適な住宅環境の維持・管理に努めてまいります。
 更に、定住や持ち家取得を促進するため、雨竜町土地開発公社と連携し造成した雨竜町定住促進団地2区画中1区画の早期売却に向け、他の定住促進関係施策とともに広告宣伝に努めてまいります。
 廃棄物の適正処理と環境衛生の向上については、関係機関と連携し、不法投棄の監視や啓発活動を進めるとともに、雨竜町廃棄物処理基本計画に基づき、廃棄物処理を進めてまいります。中空知衛生施設組合が実施する滝の川斎苑改築事業については、構成市町と連携を図り、推進してまいります。

安心・安全な暮らしの提供

 防災・減災対策では、防災用備蓄食料の充実を図るほか、防災計画の見直しを図り、計画的な防災行政の推進を図ってまいります。
 雨竜消防団第2分団のサイレン塔の更新と詰所改修、防災センターサイレンの更新を図り、引き続き、消防組織の強化、防火・救急活動の充実に努めてまいります。
 交通安全対策については、関係機関と一層の連携を図り、交通事故の抑止に努めてまいります。
 また、近年増加が著しい高齢者による交通事故防止対策として、高齢者運転免許証返納サポート事業により、高齢者の自主的な免許証返納を呼び掛けてまいります。
 生活交通手段の確保対策として、路線バスやシルバータクシーの活用等、引き続き関係機関と連携するとともに、利用者の利便性に配慮してまいります。
 町道の補修工事及び橋梁の長寿命化工事については、計画的に実施してまいります。
 また、冬期間における除雪体制を整えるとともに、安心安全で快適な生活環境の確保に努めてまいります。
 マイナンバー制度等に対応するため、個人情報の適正な管理と情報漏えい防止対策の強化に努めてまいります。

健やかに暮らし続けることができる環境の整備

 健康寿命の延伸を目指し、疾病の早期発見・重症化予防対策を主眼に、各種健診、健康教育・相談事業、訪問事業等を継続しつつ、健康づくり・疾病予防・介護予防対策を推進してまいります。
 各種がん検診、国保特定健診及び歯科健診については、自己負担の無料化を継続し、受診しやすい環境づくりを進めてまいります。
 地域医療対策として、地元医療機関への支援を継続してまいります。また、国民健康保険事業については、都道府県単位化が実施され、今後も事業を円滑に進めるため、空知中部広域連合と連携してまいります。
 結婚・出産・子育て環境については、昨年度調査を基に子ども・子育て支援事業計画を改訂するとともに、不育症治療費、不妊治療費への助成事業及び保育料助成事業の継続、保育園の環境整備・充実を図るなど、子どもを産み育てやすい環境づくりを包括的に進めてまいります。
 高齢者福祉については、生活支援体制整備事業及び認知症初期集中支援事業を継続実施し、高齢者支援サービスの拡充に努めてまいります。
 また、いきいき館やパークゴルフ場の環境整備を図り、高齢者が住み良いまちづくりを推進してまいります。
 障害者福祉については、障害者総合支援法及び第5期雨竜町障害福祉計画に基づき、総合的かつ適切にサービスが提供されるよう努めてまいります。

明るい未来を描く教育・文化・スポーツのまちづくり

健やかな成長を支える教育の充実

 変革著しい現代社会において健全な心を養い、たくましく「生きる力」を身につけ、地域の信頼に応えるとともに、子ども一人ひとりが「確かな学力」と「基礎体力」を身につけ、将来への「夢と希望」を叶え、ふるさと雨竜に誇りと愛着を持つ児童生徒の育成を目指す教育活動を推進してまいります。

仲間とふれあい笑顔あふれる生涯学習社会の形成

 次代を担う子どもたちの健全育成と、幼児から高齢者までの各世代に多様な学習機会を提供し、町民一人ひとりが健康で心豊かな生活が継続して送ることができるよう、学びに対しての動機づけを行い、生涯学習社会の形成を推進してまいります。
 スポーツの振興については、心身両面にわたる健康の保持増進と明るく豊かな生活を送るために、各体育団体等と連携し、指導体制の構築や環境整備、事業実施等の支援に努めてまいります。
 芸術文化の振興については、各種文化団体の育成や活動を支援するほか、文化活動への参加や優れた芸術文化に接する機会を提供してまいります。
 また、郷土伝統芸能保存活動に対し、引き続き支援と推進を図ってまいります。
 スポーツセンターグラウンド内の環境整備をはじめ、社会教育施設においては、有効活用の取り組みと適切な管理に努めてまいります。

住民参加による愛着のあるまちづくり

地域コミュニティ活動の推進

 住民参加によるまちづくりを推進していくため、住民目線での対話を重視した各種集会等の開催に努めてまいります。
 また、地域コミュニティを維持するため、引き続き町内会活動などを中心に、地域が主体となった活動を支援するとともに、各コミュニティセンターの計画的な修繕工事に努めてまいります。

町に人を呼び込む活動の展開

 定住促進事業を積極的に活用し、のどかで安全・安心して子育てができる住みやすい環境の雨竜町をPRし、人口減少に歯止めが掛かるよう取り組みを進めてまいります。
 ふるさと納税制度については、一層の特産品開発と掘り起しを行い、雨竜町の魅力ある返礼品の拡充とPRの強化を進めてまいります。

行政情報の積極的な提供と住民との対話の促進

 町民に必要な情報を的確に伝えるため、引き続き「広報うりゅう」や「防災行政無線」、「町ホームページ」を活用した行政情報の発信に努めてまいります。
 また、住民ニーズを把握するため、町政懇談会や町内会長会議を通して、きめ細かい活動を展開し、町政への意見反映に努めてまいります。

行財政健全化の推進

 健全財政を維持し、行政水準の向上を図るため、各種経費の節減・合理化及び財源の確保に努めるとともに、各種基金の適切な運用と行政資産を適正に管理してまいります。
 また、事務事業の効率化を図るため、広域で構成する一部事務組合、広域連合、及び中空知定住自立圏での事業に構成市町と緊密に連携し継続して取り組んでまいります。

おわりに

 以上、令和元年度の町政に臨む所信と基本的な方針について述べさせていただきました。
 取り組むべき課題は数多くありますが、希望の持てる未来を築くため、町民の皆様とともに、これを乗り越えてまいりたいと思います。
 議会議員各位には、本年度の一般会計補正予算をはじめ、各議案につきまして、十分ご審議いただき、ご理解とご協力を賜りますようお願い申し上げ、町政執行方針といたします。

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