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平成29年度町政執行方針

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  • 更新日:2017年4月1日更新
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はじめに

執行方針を述べる西野町長平成29年雨竜町議会第1回定例会にあたり、町政執行への所信を申し上げます。
町長就任後、間もなく任期の半ばを過ぎようとしておりますが、職責の重さを感じる一方で、多くの課題解決とより良い住民生活の確保のため、町議会及び町民各位のご理解とご協力をいただき、一歩一歩前進しながら、日々職務の遂行にあたっております。
そのような中での平成29年度予算の提案となりますが、町財政や取り巻く社会状況などを踏まえ、直面する諸課題を乗り越えるべく新たな施策を展開し、全力で本町のまちづくりに取り組んでまいる所存ですので、議員各位のご理解とご協力をお願い申し上げます。
さて、国政においては、昨年の参議院議員選挙の結果、引き続き現政権による経済再生計画が進められており、地方経済にもいち早く更なる好影響が及ぶことを期待しています。
一方、本町基幹産業である農業分野において、政府はTPP協定の国会承認を得ましたが、アメリカが離脱を表明したことによりその行方が一層不透明な状況となっており、農林業に対する施策がどのように展開されるのか予断を許さない事態にあります。引き続き、所要の施策を講ずるよう政府に求めるなど、他団体と連携協調しながら、要請活動等に取り組んでまいりたいと存じます。
また、役場庁舎改築事業については、消防団本部・第一分団詰所と庁舎の附属建屋である公用車両車庫及び書庫が完成・引渡しを受けたのに続き、平成29年度には新役場庁舎の本体工事に本格的に取り組み、平成30年度の開庁に向け、確実に工事を推進してまいります。
「雨竜町振興基本計画」、「雨竜町総合戦略」及び「長期人口ビジョン」をまちづくりの指針として、住民との対話を重ねながら、基本目標とした「こどもからお年寄りまで笑顔があふれ、未来に希望のもてるまちづくり」を目指し、将来にわたり明るく豊かで活力ある地域づくりを進めてまいりたいと存じます。
このような状況のもと、平成29年度予算については、一般会計予算総額41億6476千円(対前年度当初比14.0%増)、3特別会計を加えた総額では、44億1403万円(対前年度当初比12.7%増)とし、提案いたします。
以下、具体的項目についての施策の大綱を申し上げます。

産業振興による足腰の強い活力あるまちづくり

特色ある持続的な農林業の展開

本町の基幹産業である農業を取り巻く環境は、アメリカのTPP交渉離脱をはじめ、国内農業政策においては、農業関係団体の組織改革及び米生産から流通・加工に至る改革など、日本の農業体系、農家経営において大きな転換期を迎えております。
本町農業は、水稲を基幹作物として、麦・そばなど土地利用型作物を中心に作付されております。
特に水稲は、産地としての評価も高く、「早期移植対策」、「秋起こし稲わら処理対策」の実施とともにライスコンビナートの機能を活用した、良質・良食味米生産と安定供給に努めてまいりました。
「秋起こし稲わら処理対策」は、基本技術として位置付け、平成28年度をもって終了し、「早期移植対策」は、平成29年度より実施予定の、ケイ酸資材施用に対する助成事業に移行します。引き続き、活力ある稲の生育を助長し、更なる良質米生産と収量確保を図る支援を実施してまいります。
また、本年度より農業者、関係機関、団体と連携し、雨竜産米の「Yes!clean」登録表示に向けた取り組みを進め、安心・安全な農産物生産を推進してまいります。
本町のブランド作物である暑寒メロンについては、引き続き生産維持のため、ハウス助成事業を実施し、限度額拡充による支援をしてまいります。
担い手農家確保、農業後継者育成対策においては、農業が産業として成り立つため、経営基盤の体質強化及び情勢を的確に把握できる経済感覚に優れた農業者の育成が重要であり、各種施策による支援や効果的な活用を図るとともに、結婚対策については、出会いの場の情報提供や関係機関と連携した取り組みを推進してまいります。
基盤整備事業については、「国営緊急農地再編整備事業雨竜暑寒地区」及び継続・新規道営事業の「経営体育成基盤整備事業」を円滑に実施するため、予算確保に向けた要請活動を積極的に行ってまいります。
基幹水利施設の維持管理及び整備改修事業については、平成29年度に事業採択が見込まれる国営施設応急対策事業「新雨竜二期地区」の推進及び既存施設の維持管理など、関係機関と連携し取り組んでまいります。
有害鳥獣対策については、鳥獣被害から農作物を守るため、従来の捕獲、駆除方法の継続実施とともに、生体の習性やワナ等の設置に係る情報提供並びに技術指導など、地域とともに被害の拡大防止に努め、駆除対策を推進してまいります。
林業の振興については、森林資源の活用と保全のため、「未来につなぐ森づくり推進事業」、「森林整備地域活動支援交付金事業」を継続して実施し、町有林及び民有林の計画的な管理に努めてまいります。

産業間連携による活力ある商工業の展開

商工業における経営の近代化促進と経営安定のため、「雨竜町商工業振興・地域雇用推進事業」及び融資や利子補給事業を実施し、企業の経営・雇用支援、プレミアム商品券の発行など、商工業の振興・活性化を推進してまいります。
農産物などの地場産品、地域資源を活用した特産品開発並びに町内事業者が生産している製品を特産品として認定し、情報発信とイベント等による販売PRを促進するなど、民間活力導入による農・商連携の産業振興を推進してまいります。

地域の魅力を発信する観光の展開

毎年、町内外より多くの方が訪れる雨竜沼湿原は、本町の貴重な観光資源であり、雨竜町を広く知っていただく広告塔として、自然保護とともに環境整備など、国、北海道及び関係機関団体と連携し、適切な保全と利用が図られるよう努めてまいります。
また、道の駅をはじめ、雨竜沼湿原、いきいき元気村施設など観光拠点の連携を図るとともに、農産物・商工観光・文化など、雨竜町の魅力を関係機関と連携し情報発信してまいります。
道の駅の施設管理については、利用者の利便性を考慮し、更なる効果的な活用方法について検討してまいります。
うりゅう暑寒フェスタをはじめ年4回開催する主要イベントについては、まちの魅力を創出し、町内外にアピールする機会として一層の集客と交流が図られるよう各団体の理解と協力を得ながら、更なる充実を図ってまいります。
また、雨竜沼湿原の登山情報や観光情報などの発信、特産品開発と販売戦略、イベントの企画立案などを含め、総合的な本町の魅力の創造と発信等に携わってもらうため、地域おこし協力隊員の採用を目指してまいります。

雇用環境の創出と就業機会の確保

本町の商工業は、人口の減少や車社会による購買形態の変化等により、経済状況は大変厳しいものがあります。
常時雇用者やパート職員の人材確保も難しい状況があり、就労希望者のニーズに対応する雇用環境整備のため、既存企業・商店における経営体質強化や事業拡充支援、新規企業の誘致など、就業機会の確保と充実を推進してまいります。

明るく豊かな暮らしを守るまちづくり

美しい景観と暮らしやすい生活環境の融合

本町には美しい景観を持ち誇るべき財産として雨竜沼湿原があります。この美しい雨竜沼湿原のイメージと豊かな田園地帯に配慮したまちづくりを進めてまいります。
既設町営住宅の維持・修繕工事については、年次計画により継続的に実施し、快適な住宅環境の維持・管理に努めてまいります。
また、老朽化が進み、建て替えの必要な公営住宅団地について、住環境の向上や住宅ニーズに応えられる新団地建設へ向けて基本設計を策定してまいります。
さらに、本町への定住や持ち家取得を促進するため、雨竜町土地開発公社と連携し、分譲宅地の供給及び造成に努めてまいります。
環境衛生の向上については、関係機関と連携し、不法投棄の監視や啓発活動を進めるとともに、広域処理施設の効率的な運営と一般廃棄物最終処分場の適切な管理を図ってまいります。

安心・安全な暮らしの提供

防災・減災対策では、大雨災害に備えた避難救助訓練として一昨年行った伏古・中島地区での訓練の結果を踏まえ、平成29年度は、面白内・渭の津地区を対象に実施いたします。
また、引き続き、消防組織の強化、防火・救急活動の充実に努めるとともに、装備の充実を図ってまいります。
交通安全対策については、関係機関と一層の連携を図り、交通事故の抑止に努めてまいります。また、近年増加が著しい高齢者による交通事故防止対策として、高齢者運転免許証返納サポート事業により、高齢者の免許証返納を呼びかけてまいります。
生活交通手段の確保対策として、路線バスやシルバータクシー等、引き続き関係機関と連携しつつ、運行の継続を維持してまいります。
特にシルバータクシーについては、町外医療機関への利用を可能にするなど、制度の拡充を図ってまいります。
橋梁の長寿命化については、年次計画により橋梁点検及び改修工事を実施し、安心安全な施設の維持管理に努めます。
マイナンバー制度等に対応するため、組織体制上及びネットワークシステム上、個人情報の適正な利用と情報漏えい防止対策の強化に努めてまいります。

健やかに暮らし続けることができる環境の整備

健康寿命の延伸を目指し、疾病の早期発見・重症化予防対策を主眼に、各種健診、健康教育・相談事業、訪問事業等を継続しつつ、健康づくり・疾病予防・介護予防対策を推進してまいります。
各種がん検診、国保特定健診及び歯科健診については、自己負担の無料化を継続し、受診しやすい環境づくりを進めてまいります。
地域医療の充実・確保対策として、地元医療機関への支援を継続するとともに国民健康保険事業の都道府県化に向けて空知中部広域連合と連携し、体制整備を進めてまいります。
子育て環境の充実については、継続して子育て世代の負担軽減を図るとともに、保育園及び学童保育所の受入体制の強化や、子どもの遊び場の整備に着手し、子どもを産み育てやすい環境づくりを一層進めてまいります。
高齢者福祉の充実については、関係機関と連携を図り、高齢者ニーズを把握するとともに、生活支援体制整備事業や認知症初期集中支援事業の実施など、介護保険制度の改正に対応した取り組みを進めてまいります。
また、いきいき元気村施設の適切な維持管理に努め、高齢者が住み良いまちづくりを推進してまいります。
障害者福祉の充実については、知的障害者支援施設の増改築事業に対する支援を図るとともに障害者総合支援法に基づき、総合的かつ適切にサービスが提供されるよう努めてまいります。

明るい未来を描く教育・文化・スポーツのまちづくり

健やかな成長を支える教育の充実

地域の信頼に応えつつ、学力・体力の向上とともに、変化の激しい社会を健全でたくましく生き抜く力を身につけ、児童・生徒自ら学び考える力の育成が学校教育に求められています。
次代を担う子どもたち一人ひとりが「生きる力」を育み、「夢と希望」を叶え、ふるさと雨竜に誇りを持つ「児童生徒」の育成を目指した教育活動を推進してまいります。
また、施設一体型小中併設校の環境を活かし、教職員全体で児童生徒の情報を共有し、義務教育9年間を見通した指導に取り組むとともに、地域とともにある学校づくりに取り組んでまいります。

仲間とふれあい笑顔あふれる生涯学習社会の形成

価値観の多様化や少子高齢化が進むなか、次代を担う主役である子どもたちの健全育成と、成人から高齢者世代の学習意欲向上の機会を提供し、町民一人ひとりが健康で心豊かな生活を送ることができるよう、学びに対しての動機づけを行い、生涯学習社会の形成を推進してまいります。
スポーツの振興については、心身両面にわたる健康の保持増進と明るく豊かな生活を送るためにも重要で大切であります。
このため、各体育団体等と連携し、指導体制の構築や環境整備、事業実施等の支援に努めてまいります。
芸術文化の振興については、豊かで潤いのある生活を送るためには、優れた芸術文化に接することが非常に有意義であると考え、各種文化団体の育成と活動支援、文化活動参加の機会を提供してまいります。
また、郷土伝統芸能保存活動に対し、引き続き支援と推進を図ってまいります。
社会教育施設においては、適切な維持管理を行い、子どもの居場所づくり対策として遊具設置と周辺の環境改善に取り組んでまいります。

住民参加による愛着のあるまちづくり

地域コミュニティ活動の推進

住民参加によるまちづくりを推進していくため、住民との対話を重視した話しやすい各種集会等の開催に努めてまいります。
また、地域コミュニティを維持するため、町内会活動などを中心に、地域が主体となった活動を積極的に支援してまいります。

町に人を呼び込む活動の展開

定住促進事業を積極的に行うことにより、住みやすく、子育てがしやすい雨竜町をPRし、人口減少に歯止めが掛かるよう取り組みを進めてまいります。
ふるさと納税制度については、寄附金が着実に増加していますが、特産品の掘り起しを行い、魅力ある返礼品の拡充に努めるなど、一層の工夫とPRの強化等により、引き続き促進を図ってまいります。
また、北海道日本ハムファイターズ市町村応援大使を務めていただく選手の協力を得ながら、情報発信や交流機会の創出に努めてまいります。

行政情報の積極的な提供と住民との対話の促進

町民に必要な情報をわかりやすく伝えるため、引き続き「広報うりゅう」や「防災行政無線」、更には「町ホームページ」を活用した行政情報の発信に努めてまいります。
また、住民ニーズを的確に把握するため、町政懇談会や町内会長会議を通して、きめ細かい活動を展開し、町政への意見反映に努めてまいります。

行財政健全化の推進

新地方公会計制度に基づく新たな会計システムを定着させ、会計処理の効率化と町財政状況の的確な把握と情報公開に努めてまいります。
また、事務事業の効率化を図るため、広域で構成する一部事務組合、広域連合、及び中空知定住自立圏での事業に継続して取り組んでまいります。

以上、平成29年度の町政に臨む所信と基本的な方針について述べさせていただきました。
幅広く町民のみなさまの協力を仰ぎ、全町一体となって山積する課題に果敢に取り組み、新たな施策を展開してまいりたいと存じます。

 

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