明治22年の華族組合農場による開拓に端を発し、平成元年に開基100年を迎え現在に至る本町の歴史は、まさに農業の歴史でもありました。一方、本町のみならず我が国にとっても貴重な自然である雨竜沼湿原を含む一帯が平成2年に暑寒別天売焼尻国定公園に指定され、大勢の観光客が訪れる雨竜沼への玄関口としての顔を見せています。
位置
本町は、空知支庁管内の北西、雨竜郡の南端に位置し東は石狩川をへだてて滝川市、南は尾白利加川に沿って新十津川町、東北は雨竜川をへだてて妹背牛町、北は恵岱別(えたいべつ)川を経て北竜町、北西は国定公園暑寒別岳を経て増毛町にそれぞれ接しています。
地勢・気候
本町の周囲を流れる石狩・雨竜・尾白利加・恵岱別の各川の流域は概ね平坦で、肥沃な農耕地3千ヘクタールは、本町の富源とのどかな農郷を形成しています。気候は大陸性気候で寒暖の差が比較的大きいのが特徴です。
人口・世帯の推移
- 昭和48年 人口 4,598人 世帯数 1,032世帯
- 昭和58年 人口 3,924人 世帯数 1,052世帯
- 平成 5年 人口 3,812人 世帯数 1,388世帯
- 平成10年 人口 3,681人 世帯数 1,442世帯
- 平成15年 人口 3,428人 世帯数 1,364世帯
最新の人口数は、下記のリンクからご覧いただけます。
町名の由来
雨竜(うりゅう)とは、アイヌ語の地名「ウリロペツ」(鵜の多い川という意味)より転訛しもので、雨竜川の河口に多くの鵜が生息していたことから、このような名が付けられたといわれています。
町花
ダリア(昭和44年9月12日制定)色彩と変化に富み開花期間の長いダリアは、本町の繁栄と平和を象徴しています。
町木
トドマツ(昭和44年9月12日制定)風雪に耐え風格に富む常緑樹トドマツは不老木として、本町の限りない発展を象徴しています。